ホームページから問い合わせが来ない!7つの致命的な原因と改善策
はじめに:なぜホームページから問い合わせが来ないのか?
「高いお金をかけてホームページを作ったのに、全く問い合わせが来ない…」そんな悩みをお持ちではありませんか?期待して公開したものの、反応がないと不安になりますよね。実は、デザインが綺麗でも「ある法則」を外していると、お客様は問い合わせボタンを押してくれません。この記事では、多くの企業が陥りがちな「問い合わせが来ない7つの原因」を分かりやすく解説します。原因さえ分かれば、改善は可能です。一緒に見直していきましょう。
原因1:そもそもアクセス数が足りていない
認知されていないサイトは存在しないのと同じ
問い合わせが来ない最大の原因、それは単純に「誰もサイトを見ていない」ことです。どんなに素晴らしい商品やサービスを掲載していても、アクセス(訪問者)がいなければ問い合わせは発生しません。実店舗で言えば、人通りのない山奥にお店を開いているようなものです。まずはGoogleアナリティクスなどの解析ツールを使って、現在の月間アクセス数を確認してください。「誰も見ていない」のか「見ているのに問い合わせない」のかによって、打つべき対策は180度変わります。
目標とするアクセス数の目安を知る
一般的に、ホームページの問い合わせ率(コンバージョン率・CVR)は、業種にもよりますが1%前後と言われています。つまり、1件の問い合わせを得るためには、最低でも100人の訪問者が必要だという計算になります。もし現在のアクセス数が月間50人であれば、問い合わせが来ないのは当然の結果です。SEO対策(検索エンジン最適化)やWeb広告、SNS運用などを行い、まずは母数となるアクセス数を増やすことが最優先課題となります。

原因2:ターゲットと訴求内容がズレている
「誰に」向けて発信しているか不明確
「誰でもいいから来てほしい」というスタンスで作られたホームページは、結果として「誰にも刺さらない」サイトになります。例えば、美容室を探している人に対して「安さ」を売りにするのか、「髪質改善」を売りにするのかで、響く言葉もデザインも全く異なります。ターゲットの年齢、性別、職業、抱えている悩みを具体的に設定(ペルソナ設定)しましょう。そのたった一人の理想の顧客に向けて語りかけるようなコンテンツでなければ、ユーザーの心は動きません。
ユーザーの悩み(検索意図)に答えていない
ユーザーが検索窓にキーワードを打ち込む時、そこには必ず「解決したい悩み」や「知りたい情報」があります。しかし、企業側の「言いたいこと」ばかりを並べたサイトになっていないでしょうか? ユーザーはあなたの会社概要を知りたいのではなく、自分の課題をどう解決してくれるかを知りたがっています。ユーザーの検索意図(インサイト)を深く理解し、「このサイトなら私の悩みを解決してくれる」と思わせるコンテンツを提供することが不可欠です。

原因3:独自性(強み)が伝わっていない
競合他社との違いが一目で分からない
ユーザーは必ずと言っていいほど、あなたのサイトと競合他社のサイトを比較検討しています。その際、どこにでもあるような当たり障りのない表現ばかりでは、「他でもいいや」と思われてしまいます。「迅速対応」「高品質」といった抽象的な言葉ではなく、具体的な数値や独自のメソッド、他社にはないサービスの特徴を打ち出す必要があります。トップページを開いて3秒以内に「ここは他とは違う」と感じさせなければ、ユーザーはすぐに戻るボタンを押してしまいます。
「あなたを選ぶ理由」が言語化されていない
「なぜ、数ある会社の中から御社を選ぶべきなのか?」この質問にホームページ上で明確に答えていますか? これがUSP(Unique Selling Proposition)です。価格優位性なのか、技術力なのか、アフターフォローの手厚さなのか。自社の強みを客観的に分析し、ユーザーにとってのメリット(ベネフィット)として翻訳して伝える必要があります。「ここにお願いするのが一番メリットがある」と納得させるだけの根拠を、ファーストビューや目立つ場所に配置しましょう。

原因4:問い合わせへの導線(CTA)が弱い
お問い合わせボタンが見つけにくい
記事を読み進めて「相談してみようかな」と思った瞬間に、お問い合わせボタンが見当たらなければ、ユーザーの熱量は一瞬で冷めます。お問い合わせページへのリンク(CTA:Call To Action)は、ヘッダーやフッターだけでなく、各コンテンツの区切りや記事の文末など、ユーザーの感情が動くポイントに配置する必要があります。また、ボタンの色や大きさも重要です。背景色と同化していないか、クリックできるボタンだと認識できるデザインになっているかを見直しましょう。
行動を促すマイクロコピーがない
ただ「お問い合わせ」と書かれたボタンよりも、その一歩手前で背中を押す短い文章(マイクロコピー)があるだけで、クリック率は大きく変わります。例えば「無料相談はこちら」「60秒で簡単入力」「強引な営業は一切いたしません」といった文言です。ユーザーは問い合わせに対して「売り込まれたらどうしよう」「面倒くさそう」という心理的ハードルを持っています。その不安を取り除き、行動するメリットを添えることで、問い合わせへのハードルを下げることができます。

原因5:入力フォームが複雑で面倒
入力項目が多すぎて離脱している
せっかく問い合わせフォームまで辿り着いたのに、入力項目が多すぎて途中で諦めてしまう(フォーム離脱)ケースは非常に多いです。名前、住所、電話番号、メールアドレス、性別、年代、きっかけ…など、営業目線で「あれもこれも」と聞いていませんか? 初回の問い合わせ時点で本当に必要な情報は限られているはずです。入力項目は必要最小限に絞り、必須項目と任意項目を明確に分けるなど、ユーザーの負担を極限まで減らす工夫(EFO:入力フォーム最適化)が必要です。
スマホでの入力しやすさを無視している
今は多くのユーザーがスマートフォンからサイトを閲覧しています。PCでは問題なくても、スマホの小さな画面で長いフォームを入力するのは大きなストレスです。入力欄が小さすぎてタップしにくい、住所の自動入力機能がない、エラー表示がわかりにくい、といった不備はありませんか? スマホユーザーにとって使いにくいフォームは、機会損失に直結します。ご自身のスマホで実際に入力テストを行い、ストレスなく送信完了できるかを確認してください。

原因6:サイト全体の信頼性が低い
実績・お客様の声・運営者情報がない
顔が見えないWeb上の取引において、「信頼」は最も重要な要素です。「本当にこの会社に任せて大丈夫か?」という不安を払拭するコンテンツが必要です。過去の制作実績や導入事例、実際に利用したお客様の直筆アンケートやインタビュー、代表者の顔写真や想い、詳細な会社概要などを掲載しましょう。特にBtoBや高額商材の場合、実績や信頼性の担保がないサイトからの問い合わせは、ほぼ期待できません。
デザインが古臭い、または崩れている
デザインの良し悪しは、そのまま会社の信頼性に直結します。数年前に作ったまま更新されていないような古臭いデザインや、画像が荒い、レイアウトが崩れているサイトは、「この会社はしっかり運営されていないのではないか」「仕事も雑なのではないか」というネガティブな印象を与えます。最新のトレンドを追う必要はありませんが、清潔感があり、情報が整理された見やすいデザインであることは、ビジネスの信頼を獲得するための最低条件です。

原因7:スマートフォン対応(レスポンシブ)が不十分
スマホユーザーが見づらいレイアウト
BtoCはもちろん、今やBtoBのビジネスにおいてもスマートフォンからの閲覧率は高まっています。PC用のサイトをそのままスマホの小さな画面に縮小表示しているだけでは、文字が小さすぎて読めません。いちいち拡大しなければ読めないサイトは、ユーザーにとって非常にストレスであり、すぐに離脱されます。レスポンシブデザイン(閲覧する端末の画面サイズに合わせてレイアウトを最適化する仕組み)は、もはや必須です。
表示速度が遅く、待たずに帰ってしまう
スマホでの閲覧時、ページの読み込みに3秒以上かかると、半数以上のユーザーが離脱すると言われています。高画質な画像を多用しすぎていないか、不要なプログラムが動いていないかを確認しましょう。Googleが提供している「PageSpeed Insights」などのツールを使えば、自社サイトの表示速度を簡単に計測できます。サクサク動く快適なサイト環境を提供することは、ユーザーへのおもてなしであり、SEO対策としても重要です。

まとめ:まずは現状分析から始めよう
ホームページから問い合わせが来ないのには、必ず理由があります。 今回ご紹介した7つの原因は、以下の通りです。
- アクセス数が足りていない
- ターゲットと訴求のズレ
- 独自性(強み)の欠如
- 問い合わせ導線の不備
- 入力フォームの複雑さ
- 信頼性の低さ
- スマホ対応の不備
「ホームページを作れば勝手に客が来る」という時代は終わりました。しかし、これらは裏を返せば、一つずつ丁寧に対策を行えば、必ず改善できるポイントでもあります。
まずは焦らず、自分のサイトがどの原因に当てはまっているのかを分析することから始めましょう。アクセス解析ツールを見たり、競合サイトと見比べたり、実際に自分で問い合わせフォームを入力してみるだけでも、多くの気づきがあるはずです。ホームページは「作って終わり」ではなく「育てていく」ものです。改善と検証を繰り返し、24時間働く優秀な営業マンへと育て上げていきましょう。
